なんでこんなに嫌なことっばかりつづくのだろうか?
み俺は嫌だ!もっと楽しく軽やかな人生を送りたい。
こんな感情を抱えたまま日々を過ごすのは辛いものです。
この記事では
- なぜ、人生は嫌なことばかりなのか?
- 嫌なことばかりの人生から抜け出すための考え方
といった流れで
「ああ、人生、嫌なことばかりだ、、、」
といった感情から抜け出して、軽やかに生きるための考え方と行動を紹介します。
なぜ、人生は嫌なことばかりなのか?
なぜ、そんな状態になっているからというと、ずばり
「アナタがそう感じているから」です。
なぜなら、物事は全て「その人がどう感じるか」で決まるからに他ならないからです。
と思うかもしれませんが、真面目に考えてみましょう。
例として、大富豪と貧乏なホームレスで考えてみます、
大富豪でも嫌なことは毎日あるでしょうし、ホームレスの人だって嫌なことは毎日あるでしょう。
大富豪は夜のフルコースのデザートが気に入らなかっただけでもとても嫌なことになるかもしれません。
ホームレスは嫌なことばかりかもしれないけど、500円拾っただけでとっても嬉しいかもしれません。
両者に起こっている出来事は全く違いますが、結局は「その人がどう感じるか」ということで、良いことと悪いことが決まるわけです。
だからこそ
と感じてしまっている人は、自分がそう感じているいるから嫌なことばかりだと感じてしまっているんだ、、、という視点を取り入れて見るようにしてください。
嫌なことばかりの人生から抜け出す術を5つ解説
ここでは、実際に「人生嫌なことばかりだ」という感情から抜け出すために有効な考え方を5つ紹介して行きます。
その方法はズバリ以下の5つです。
- 基準を下げる【どうでもいいことはむしろ良いこと】
- 全ては捉え方次第
- ”これから自分にできること”に全集中
- なにかあったときに、掘り下げない「癖」をつける
- 人間なんてそこらへんのアリと一緒だと考える
順に解説して行きます。
”良いこと”基準を下げる【どうでもいいことはむしろ良いこと】
嫌なこと取り除く手段として有効なのが「基準を下げること」です。
いろんなことが起こりまくる日常で、その良い悪いを判定する”基準”みたいなものが誰にもあるはずで、その基準が高い水準にあると、おおくのことが”嫌なこと”として判定されてしまうからです。
前にも少し書いたように、例えば、とても貧乏な人にそこらへんのファミレスのステーキをごちそうしたらとても喜びますが、お金持ちは全然喜びません。
それは”ステーキ”に対する基準が異なるからに違いありません。
ここで更に考えたいのは、その”基準”は人それぞれで、普段の生活で完成してしまっているということです。
だから、その基準の中でできるだけ”良いこと”と感じることを増やす手段を考えることに意味があります。
僕の大好きな本、「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という本の中にこんなことが書いてありました。
あなたが大きな失望を感じるとき、その原因の多くは期待をきちんと管理できていないことにある。
〜中略〜
「期待」を0から10のあいだで評価する。「0」は悲劇的な出来事を予想している場合、「10」は一生をかけた夢がかなうと期待している場合である。
それができたら最後に、自分が評価した点から「2点」を差し引き、その数値を頭の中に定着させる。
これは10秒とかからないシンプルな作業だが、期待に「数値」をつければ、何の根拠もないのに感覚だけで期待をつくりあげる、無意識の思考を阻止することができる。
どうでしょうか?
人間はドアを開けるときだって、友達と飲み会に行く時だって、何かしらの行動に無意識に”期待”をします。
そして、その期待値が基準となり、その基準を超えてきたのか、下回ったのかで評価しているということになります。
だから”期待”の基準値を意識的に下げることはとても有効なわけです。
そして、合わせワザとして評価基準も下げてやりましょう。
わかりやすい指標として”なんとも感じないこと”ですら、自分にとっては10段階評価のうちの6個目くらいの”まあ良いこと”と認定するようにする。
これをやるだけで
と思えることが増えて来るはずです。
全ては捉え方次第、という姿勢を常に持つ
2つめの考え方は
「全ては捉え方次第、という姿勢を常に持つ」ということです。
どれだけ工夫しても”嫌なこと”は絶対起こるからです。
”良い”と”悪い”が曖昧なことならば、先程の「基準を下げる」方法でなんとかなりますが、”嫌なこと”を無理矢理に高評価するのはなかなか厳しいものがあります。
だから、「全ては自分の捉え方次第だな」という姿勢を常に貫いておくことが大事です。
日々、この姿勢を心がけていることが大事です。ずっと続けていることで、本当に最悪のことが起きたときに、その姿勢を維持する事ができます。
と思う人も中にはいるでしょう。
しかし、こんな名言があります。
事実というものは存在しない。 存在するのは解釈だけである。
by ニーチェ
ニーチェは歴史的にとても有名な哲学者の名言です。
歴史を超えてこの名言が受け継がれてきたのは、いろんな人の心理を突いた言葉だからなのではないでしょうか。
実際に日常では様々な物事が起こります。
そのすべては事実ですが、解釈の仕方は人それぞれなので、感じ方も人それぞれなわけです。
そうなれば、ひとつの絶対的な事実というものは、もはや存在しなくて、解釈だけが存在するんじゃないの?
といった意味だと僕は捉えています。
要するに
ということです。
常に”これから自分にできること”モードにする
3つめは「常に”これから自分にできること”モード」にすることです。
やはり、日常で起こることはコントロールできなくて、その上、起きてしまったことを過去に戻ってやり直すことも当然できなくて、、、、
どれだけ考えたところで、結局、「これからどうするか」しか道はないからです。
と思う方もいるかも知れません。
しかし、誰だって、過去を思い返して
- あのときこうしておけば良かった、、、
- 学生に戻れたらもっと勉強するのに
- あの彼女と別れるべきではなかった、、、
- きのうの飲み会であの話題をしたのは間違いだった、、
など、過去のことを思い返して、悔やむことはあるんじゃないでしょうか?
これが全て悪いわけではありません。
しかし、ただ思い返すだけだったら、誰も得する人がいないので悪いことでしょう。
だから、過去のことを悔やむときに忘れないで欲しい姿勢が「だからこれからどうするか」というモードです。
常にこの姿勢を取るようにすることで、過去を悔やむ思考はすぐに”これから”に向きます。
そうすれば、「嫌なこと」や「嫌だったこと」を考える時間は減ることでしょう。
なにかあったときに、掘り下げない「癖」をつける
嫌なことや嬉しいことに限らず、なにかあったときに「なんでそうなったのか」と掘り下げて考えない”癖”をつけることがとても大事だったりします。
嫌なことが起きたときに、いつもそのことについて深く考えてしまうから、つまり、嫌なことに執着しているから、自分の中でどんどん大きなものになってしまうのです。
”反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」”というベストセラーの中で、仏教の教えであるこんな言葉が引用されていました。
人は3つの執着によって苦しむ。
①求めるものを得たいという執着(だがかなわない)
②手にしたものがいつまでも続くようにという執着(やがて必ず失われる)
③苦痛となっている物事をなくしたいという執着である(だが思い通りにはなくならない)〜反応しない練習より〜
物事に執着しているから、苦しみが生まれるんだ!!
といった考え方です。
「嫌なこと」で考えてみれば
- 嫌なことが起きてほしくない
- 過去に起きた嫌なことを消し去りたい
- 目の前にある嫌なことをなくしたい
といった、「嫌なことに対する複雑な感情」に執着しているということです。
私は仏教徒ではありませんが、この考え方はとても使い勝手が良いものだ思っています。
あらゆる悩みごとの場面で使えます。
人間なんてそこらへんのアリと一緒だと考える
地球規模でみてみれば、自分もアリも一緒みたいなものです。
そう考えることで、とても楽になれます。
自分自身をアリ同然と考えることは、自分を重要視しすぎないということです。
またまた僕の大好きな本、「Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」という本にこんなことが書いてありました。
「自分を重要視する度合い」は低いほうがいい
「自分を重要視しすぎない」のは、よい人生を手にするための基本中の基本だ。それどころか「自分を重要視する度合いが低ければ低いほど、人生の質は向上する」という。逆の相関関係まで成立する。
その理由は以下の3つにまとめられていました。
- 自分を重要な存在だと思いこむと「余計な労力」が必要になるから
- 自分を重要だと思いこむと、何かの目標に到達するために純粋に何かを行うのではなく、自分をよく見せるためになにかを行うようになるから
- 自分を重要視していると、「敵」を作ってしまうから
まとめ
最後にまとめです。
- 人生嫌なことばかりだと感じるのは全て「自分がどう感じるか次第」です。
嫌なことばかりの人生から抜け出す術を5つ解説しました。
- ”良いこと”の基準を下げる【どうでもいいことはむしろ良いこと】
- 全ては捉え方次第、という姿勢を常に持つ
- 常に”これから自分にできること”モードにする
- なにかあったときに、掘り下げない「癖」をつける
- 人間なんてそこらへんのアリと一緒だと考える
といった感情が少しでもなくなることを願ってます。
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