「一生懸命考えてるけど、自分の考え方はそもそも合っているのだろうか。」
「考え方を考える必要はないのだろうか。」
といったことを考えたことはないでしょうか?
「考え方を考える」
自分が何を考えているかを考えることは
とても大事なこと
この記事では
世界的なベストセラー
『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』
に書かれた「52の思考法」の中から
「考え方の考え方」について考えるアナタに
とても参考になる考え方を激選しまくって「3つ」紹介します。
ちなみにthink clearly はこんな本です。
■複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針!
この複雑な世界を生き抜くために、
私たちは、何を指針にすればいいのか?
「よい人生」とはいったいどういうものなのか?古代の伝統的なモデルから最新の心理学研究の結果、
ストア派をはじめとする哲学や、バリュー投資家の思考まで、
膨大な研究結果をひもときながら、
「よい人生」を送るための52の思考法を本書で明らかにする。■世界29か国で話題沸騰!
『シュピーゲル』ベストセラーランキング1位!スイスのベストセラー作家がまとめた本書は、
ドイツで25万部を突破し、
世界29か国で翻訳されたベストセラー。
ドイツをはじめ世界中から、絶讃の声が多数寄せられている。amazon レビューより引用
私はこの本を既に8周くらい読みました。
この本は
「自分で考えるよりも大きく間違えない考え方」
にアナタを導いてくれるハズです。
それではいきます。
考え方を考える。ときに考えるべきこと【名著に学ぶ】
「考え方を考えるとき」に覚えておきたい考え方
答えを出すのは「絶対」ではない
「考え方を考える」ことについて考えているアナタは
けっこう難解な問題に直面しているのではないでしょうか?
失敗が許されない状況だからこそ、じっくり考え続けて
「考え方を考える」に至ったのではないでしょうか?
そんなときこそ忘れてはいけない考え方が
「答えを出すのは『絶対』ではない」
ということです。
『Think clearly』には次のようにあります。
私たちの脳は、意見を噴き出す火山のようなもの。ひっきりなしに何かに対する意見や個人的な見解を発信している。訊かれた質問が自分に関連があろうがなかろうが、複雑だろうが単純だろうが、答えられる質問だろうが答えられない質問だろうが、そんなことに関係なく、脳は答えを紙ふぶきのようにまき散らす。
「絶対的な正解」があるものなんて案外少ない世の中なのかもしれません。
考え抜くことは大事ですが
「絶対に答えをださなくてもいい」
という感情を持っていれば、少し心が軽くなります。
考えるより行動する
「考えること」はとても大事ですが
現実を変えるには「行動」が欠かせません。
「考え方を考える」境地に至っている人は
「考えすぎている」状態に陥ってしまう可能性もあります。
「考えること」と「行動すること」がセットになっていて
いいバランスが取れているのが理想ではないでしょうか。
『Think clearly』には次のようにあります。
頭の中で検討を重ねることに、意味がないわけではない。短期間でも集中して考えれば、とてつもなく大きな気づきがある。しかし、時間とともに新たに得られる認識はどんどん小さくなり、すぐに思考は「飽和点」に達してしまう。
〜(中略)〜
長くても一週間。ひょっとしたら気持ちの揺れを抑えるための猶予期間も必要かもしれないが、それ以上長く考えても意味がない。行動を起こさなければ、新たな気づきは得られないのだ。
いつも同じことを考えて、同じ結論に達していることはないでしょうか?
そんな人は「思考の飽和点」に達している可能性があります。
そんなときは
「考えるより行動する」
という言葉を思い出してみましょう。
十分な選択肢を検討する
「考え方を考える」際に
「十分な選択肢を検討できているか」考えることはとても大事なことです。
今あなたの持っている情報で
「考え方を考える」ことをやったとしても
情報が不足していて
「偏った考え方で考え方を考えてしまう」
といった状態に陥ってしまう可能性だってあります。
『Think clearly』 には次のようにあります。
私たちが抽出するサンプル数は少なすぎて全体を代表していないにもかかわらず、それだけの情報をもとに性急に決断を下してしまう。 現実を反映しない間違ったイメージを自分の中につくりあげ、広い世界のほんの二、三種類のサンプルを試しただけで、人生のパートナーや、理想の仕事や、最適な居住地を見つけられると信じている。
今のあなたの考えは、どんな考え方が基盤になっているでしょうか。
会社の上司や、友人、恋人など
限られた「考え方」のサンプル数だけで
「考え方を考える」ことを最終決定してしまうのは禁物です。
いろんな考え方に触れる機会を設けることを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「考え方を考える」ときに忘れたくない考え方は
・答えを出すのは「絶対」ではない
・考えるより行動する
・十分な選択肢を検討する
以上、3つでした。
この他にも科学的な根拠などに基づいた
「52の思考法」を紹介してくれる。
は超おすすめの本ですので、ぜひ読んでみてください。
考え方のサンプル数を取り入れる
ためには沢山の本を短期間に読むのがおすすめです。
決まった人間の考えにしか触れる機会が少ないのなら
Prime Reading (月額500円で数百冊の本が読める)
などで本を読み漁ったり、映画や漫画を見るのもおすすめです。
コメント