休職の後ろめたさを解消する5つの考え方【結局は考え方です】
仕事が辛くて休職したはいいが、後ろめたさにいつも悩まされてしまう
このやり場のない後ろめたさをなんとか解消したい
休職中のあなたはこんな感情に悩まされていないでしょうか?
この記事では、、、
- 休職中の後ろめたさの原因は?
- 休職中の後ろめたさを解決する5つの考え方
といった流れで、休職中に感じる後ろめたさを解消する方法を紹介します。
こんにちは、ひろなり(@hironari1515)です。
休職中の”後ろめたさ”や”自分だけ社会から取り残された感”は凄まじいものがあります。
僕もうつ・適応障害で半年間休職した経験があるのでとてもよくわかります。
実際に休職した僕が、後ろめたさの原因とを解消することができた5つの考え方を解説します。
僕の考え方は、僕が休職中に読み込んだ2冊の本
に強く影響を受けています。
あなたも早めに後ろめたさから早く開放されて、有意義な休職期間になることを願ってます。
休職中の後ろめたさの原因は?
まずは「自分だけ休んでしまって後ろめたい」と感じる原因について考えてみましょう。
ずばりその原因は休職することをあなたが勝手に”後ろめたい”と思い込んじゃってるからです。
そして更に、「”後ろめたい感情”が悪いものだ」と考えてしまっているからです。
言ってしまえば考え方の問題、コレに尽きます。
反応しない練習には次のようにあります。
人は三つの執着によって苦しむ。
①求めるものを得たいという執着(だがかなわない)。
②手にしたものがいつまでも続くようにという執着(やがて必ず失われる)。
③苦痛となっている物事をなくしたいという執着である(だが思い通りにはなくならない)。
では、これらの苦しみが止むとは、どういう状態なのだろうか。
それは、苦しい現実そのものではなく、苦しみの原因である”執着”が完全に止んだ状態なのだ。反応しない練習 より
いきなり仏教の説法を引用してしまってびっくりされたかもしれませんが、この考え方はどんな悩みにも応用可能な考え方だと僕は考えてます。
休職中に後ろめたさを感じてモヤモヤするのは、この例では3番目の執着で
という、「苦痛を取り除きたい」という思いに執着していることが原因になります。
原因が理解できたら次は解決策を5つ紹介します。
休職中の後ろめたさを解消する5つの考え方
自分が楽になれる考えだったら、どんな考えでもいいと思います。
どうせ休んじゃってるんだからストレスフルに過ごしてもなんの意味もありありません。
是非、この5つの考え方を実践してみてください。
休職したことが最善の選択肢だったと自分に言い聞かせる
まず一つめ
「休職したことが”最善”の選択肢だったと考える」
こう考えるようにしてください。
なぜかというと
「最善策はコレ以外なかった」と頑固に腹をくくることで「他にどうしようもなかったんだから、後ろめたさなんて感じる暇なんてないぜ!」
と開き直ることができるからです。
実は、この考え方は
ユダヤ人のタルムード(日本の日本昔ばなし的な)で伝えられてきた考え方で
”あるラバイの最悪で最良の災難”という話を参考にしたものです。
あるラバイの最悪で最良の災難
あるラバイが旅をしていた。
ラバイは犬と羊を連れ、聖書を読むためのランプを持っていた。
一日歩き続け、陽もとっぷり暮れたので、ラバイはその夜泊まる場所を探した。ほどなく粗末な納屋を見つけて、そこで寝ることにした。
しかし、まだ寝るには早いので、ランプをともして聖書を読むことにした。
すると、まだ残っていると思っていたランプのオイルが切れて、灯りがふっと消えてしまった。
ラバイはしかたなく早めに寝ることにした。その夜は本当に悪いことが重なった。
連れていた犬が毒虫に咬まれて死んでしまった。
次にオオカミが来て、羊も殺して食べてしまった。朝になって、ラバイは空腹のまま出発した。
乳をくれていた頼りの羊ももういない。
少し歩いて、ある村の近くに来ると、ラバイは異様な気配に気づいた。人影がまったくない。
よく見ると、あちこちで村人が惨殺されていた。前の晩に盗賊がやってきて村を襲い、村人たちを皆殺しにして、金品を奪っていったことを知った。
彼は恐ろしさに打ち震えながら思った。もしランプが消えていなければ、彼も盗賊に見つかっていたはずだ。
犬が生きていたら、キャンキャン吠えて、やはり見つかっていただろう。
羊も騒いで音を立てたに違いない。すべてを失っていたからこそ、自分は助かったのだと。
そこでラバイは深く悟った。「どんなに災難が降りかかろうと、人は希望を見失ってはいけない。
最悪なことが最良のことだと、信じなければいけない」
いかがでしょうか?
休職という「最悪の災難」に見舞われているように感じるかもしれませんが、もし仮に休職していなかったら
通勤中に事故に巻き込まれていたかもしれないし会社にものすごく大きな損害を出して強制解雇になっていたかもしれません。
つまり何が言いたいかというと
今の状況こそ最良の状態だ
そう考えることで、今のつらい状況でも
「その状況にすら感謝して、なんとか乗り切っていこう」
といった気持ちになれるはずです。
今は辛いかもしれませんが
「休職してなかったら最悪死んでたかも、ラッキー」
くらいの感情を持つことをおすすめします
人生全体ではいい経験と考える
2つめの考え方
”長い人生全体ではいい経験”
と考えることです。
休職している今は辛いのは間違いありませんが、”休職”という特殊な経験およびその特殊な経験は仕事から離れて自分を見つめ直す最高のチャンスだと捉えれることができるからです。
普通に会社員をしていたら、まとまって1ヶ月の休みを取ることなんてできないし
長期連休なんかあっても、旅行やら実家の帰省なんかに追われて「明日から仕事かあ」なんて感じで仕事に向かうのが普通です。
そんな中、数ヶ月(長くて一年以上)の期間、仕事から離れて”何者でもない自分”でいれるのはとても貴重な経験だということです。
ワンピースの作者、尾田栄一郎さんですら途中で休載してガッツリ遊んでたそうです。
あんなに読者が待っているにも関わらずです。
なにか特別な考えに至って起業して成功するひとも居れば
「仕事なんてそんなもんか」と諦めをつけて
またいつものように元の職場に戻って行く人もいるでしょう。
私はどっちでもいいと思います。
とにかく仕事から離れることができているというこの特殊な状況を、思うがまま満喫してください。
間違いなく人生全体ではいい経験になるはずです。
会社から長期休暇をもらったと考える
3つめ
あなたは今、何らかの理由で休職していることでしょうが
”休職”ではなく”長期休暇”とわざと言い換えてみることをおすすめします。
友人に伝えるときにでも”休暇をもらった”と伝えればOKです。
なぜかというとせっかくの仕事に行かなくていい期間を楽しく、ノンストレスで満喫できるからです。
ノンストレスで過ごした方が体にもいいし、体調もすぐに良くなるだろうし、活動的に動けることは間違いないでしょう。
人間は単純なもので、言葉の解釈の仕方の違いだけで休日の過ごし方が大きく変わるという研究結果もあるそうです。
実際に3日間の休日に対して
- 「休暇だ!!」と考えた人
- 「休みの日だ、、、」と考えた人
この両者では「休暇だ!!」と考えた人の方がキャンプに行ったり好きな映画をみてダラダラ過ごしたりと休みを満喫する傾向があったそうです。
同じ休みでも、
- 積極的な”休暇”と考えるのか
- 消極的な”ただの休日”と考えるのか
これだけで全然違うと言うわけです。
ちょっと無理矢理の思い込みでも構わないですから”休職”ではなく”長期休暇”と呼ぶようにしましょう。
きっと気持ちが少し楽になって「昼間からビールでも飲んじゃおうかな♪」みたいな考えが浮かぶはずです。(飲みすぎは注意です)
職場の人であなたのことを考えている人はいない
4つ目の考え方はコレです。
「職場の人であなたのことを考えている人はいない」
休職中の後ろめたさを解消するためにはとっても強力な考え方です。
なぜなら、あなたの後ろめたさは主に、職場の人に対して発生しているものだからです。
休職の後ろめたさを感じているあなたは、きっと
現在、職場で一生懸命働いている人達の感情を想像してしまっている可能性が高いです
想像してみましょう。
他の誰かが休職したところを
2〜3日は話題に上がるかもしれませんが
1週間もすれば話題に上がることはほぼ無いでしょう。
皆、自分のことで精一杯なんです。
日々の業務のことや、自分の家族のこと自分の生活のことで頭がいっぱいで
今現在目の前にいないあなたがどう過ごしているかなんて考える余裕なんて無いでしょう。
仮に話題に上がったところで、あなたに直接届く可能性は無いです。
感じる可能性が無い感情を想像して勝手に暗い気持ちになるほど無駄なことはないでしょう。
だからこそ
「職場の人であなたのことを考えている人はいない」
こう考えるようにしましょう。
あなたの活動なんて地球規模から見れば”無意味に等しい”
5つめです。
「あなたの活動なんて地球規模で見れば”無意味に等しい」
こう考えてみましょう。
この考え方は、どんな悩みにも効果バツグンです。
何故か。
後ろめたさは責任感から生まれていてその責任感は自分の存在価値を大きく評価してしまっている。その存在価値を一旦無意味なものだと考えることができれば、結果的に後ろめたさは消える
からです。
少し長くなりましたが、あなたが休職して後ろめたさを感じてしまっているのは「自分がなにか役割を果たすべきだ」という責任感があるからでしょう。
しかし、一番広い目で考えてみてください。
一番広い目といえば宇宙でしょう。
宇宙から地球を見てみてください。
果てしなく大きな地球に70億人の人間がいます。
その中であなたがどれだけ活躍しようが、どれだけ休もうが、なんの意味も無いことです。
極端に言えば、そこらへんのアリが働いているか働いていないか
コレくらいの違いと一緒です。
このくらいリアルに考えることができれば後ろめたさは消えるでしょう。
後ろめたさを消したいならば
あなたの活動なんて地球規模から見れば”無意味に等しい”
ぜひ、こう考えるようにしてみてください。
一つだけ注意ですが
地球規模で見れば無意味なだけであって
あなたの人生のど真ん中は自分自身
自分にとって自分は地球よりも意味のある存在だ
ということも忘れないようにしてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
かなりざっくりまとめると
”考え方、捉え方次第でどうとでもなるよ”
ということです。
これから先も、つらい状況ややってられない状況に出くわすことでしょう
しかし
自分が楽になる考え方をもっておくこと
これはお金もかからないし、めちゃくちゃコスパのいい考え方です。
自分を中心において、できるだけストレスなく過ごしてみてください。
周囲の人の役に立つのはその後で十分です。
以下、休職の後ろめたさだけでなく、悩みやつらい状況のときに読むと
すごく楽な気持ちになれる本を2冊紹介します。
1つ目は、反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 です。
この本を読んで、得た一番の感覚は全ての悩みは自分の感情が生み出しているという感覚です。
この感覚を持つことができるようになって、とても楽に過ごすことができるようになりました。
一応仏教の本ですが、あまり宗教チックではなく仏教をひとつのツールとして活用しようとしてる感じですのでオススメです。
そして2つ目は、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 です。
つらい状況や困難な状況に置かれてる感覚から抜け出せないときに何度も読み返しています。
辛い迫害の歴史を生き抜いてきたユダヤ人が母から子に伝える小話をまとめたものです。
リベ大の両学長が紹介してとても有名になりましたね。
辛い状況にある人にはとても参考になるものがあります。
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (集英社ビジネス書)
最後におさらいです。
💡結論・まとめ💡
→結論。自分が「後ろめたいな」って思っちゃってるだけ
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