なかなか明るい未来が見えてこない。
絶望しているわけでもないが、ぱっとしない感じがずっと続いていくような感じ
ああ、なんだか人生の先行きが見えないよ、、、、
考えても正解がわからない未来のことを考えすぎるより、今を心穏やかに過ごせるクセをつけることを考えてみましょう。
先行きが見通せない社会の中では、「人生の先行き」について思いを巡らせて、不安を抱え続けてしまうかもしれません。
そんな不安から抜け出すためには、稼げる仕事やスキル、投資など、あらゆる策を打って、「勝ちにいく」ことも一つの解決策ですが
グダグダな状況のなかでも、先のことをあまり考えずに、普通にに今まで通り、だらだらと日々を過ごしていくことに対して何の不満や恐怖心を抱かないような感覚を養うことも大切ではないでしょうか。
この記事は「NewsDiet」と「反応しない練習」という本を読んだり、その本を読んだ日々を過ごした結果の体感値をもとに書いてみました。
News Diet
〜情報があふれる世界でよりよく生きる方法〜
「人生の先行き」について考え、不安を巡らせるあなたの心が少しでも軽くなれば嬉しいです。
この記事の内容
- 先行きが見えないと感じてしまうのは、もはや本能
- 勝ちに行くのもいいが、それは終わりのないレースかもしれない
- 先行きが見えない故の悩みとそれぞれの解決策
先行きが見えないと感じてしまうのは、もはや本能
将来のことを考えながら、「人生の先行きが見えない」と落ち込んでしまうのは、人間の本能からくる行動です。
「未来のことを考えることができる」「悪いことのほうが気になってしまう」という2つの本能が原因になります。
未来のことを考えることができるから
未来のことを考えることができるからこそ、未来に対して期待を持ったり、不安を抱えたりします。
私達の本能は遠い祖先の時代から大きく変わっていません。
人間が未来のことを考えることができるのは、「未来のことを考えて、未来に備えて行動できる能力を身につける必要があったから」に他なりません。
30秒先の未来を想像できなければ、遠くから走ってくる猛獣から逃げることはできません。
30分先のことを考えて行動することができなかったら、迫りくる雷雨に備えて、どこか屋根のある場所で雨宿りしたりすることすらできないでしょう。
3ヶ月先のことを想像できなければ、食料があまり取れない寒い冬に備えて、米を作って食料を蓄えるような行動は取れないでしょう。
現代人は猛獣から逃げたりする必要はありませんが、はるか昔に比べて、老後の貯蓄やキャリアアップなど、遠い将来のことを考える必要がありますし、実際に考えています。
このように遠い将来のことを考えるからこそ、未来に対して期待を抱いたり、不安を抱いたりしてしまうわけです。
悪いことばかりに目が行くのは、人間の本能だから
「良いことよりも悪いことのほうが気になってしまう」という本能を持っています。
本能というのは人間が「生き物として生存競争に勝ち抜いていくための能力」なわけなので、生き残るためには当然、楽しいことや嬉しいことよりも「身に迫る危険」「危ない動物」「食べてはいけないもの」などのネガティブな感情を認識したほうが生存率が高くなります。
遠い将来のことを考えることができる上に、ネガティブなことの方に注目してしまう本能がかけ合わさると、当然、「人生の先行き」について不安を抱いてしまうのはもはや仕方のないことなのかもしれません。
「勝とうとする」だけでは苦しいばかり
人生の先行きの見えない感をどうにかしようとするとき、行動や努力により「良い状況を作る」つまり「勝とうとする」ことがよくある方向性なのかもしれませんが、この方向性もよく考えないと、「勝とうと努力した挙げ句にけっこう苦しいことばかり」かもしれません。
「勝とうとしても結局は苦しいばかりかもしれない」構造について、具体的に解説していきます。
競争して勝つことは大変、競争の波にのまれる
まず、何かと競争して勝つことは結構大変で、競争する相手も頑張っているわけですから、その人よりも努力したり、一定の成果を出さない限りは勝つことができません。
そして勝ち続けるということは、結果的に常に誰かよりも、あるいは今よりも良い状況になろうと努力を続けるしかありません。
つまり、勝とうとすることは、終わりのない社会の「競争の波」に向かっていくことです。
結果的に勝てればいいですが、結構キツイ感じがしないでしょうか?
どこまで勝ち続ければいいかなんて、区切りがない
もう一つ考えたいのは、社会の中で勝とうとするとき、どこまで勝ち続ければ良いのか明確な終わりがないということです。
- どんなキャリアを積めば安定した生活や将来が保証されるのか
- いくら貯金すれば老後が安泰なのか
これらの問題は終わりがありません。
最初の目標だった、1000万円の貯金をためたところで
「いや、これじゃまだ安心できない、3000万円は必要だ」
とった感じで、更に次の基準を自分で設定してしまうものです。
そもそも、その「勝つ基準」って誰が作ったものなのか
先行きが見えない感情を解消しょうとするとき、大抵は「金銭的な不安」や「仕事などの不安」がメインになってくることが多いと思いますが、そもそも、その基準は誰が作ったものなのか、そもそも必要なのかをよく考え直すことも大切なのかもしれませn。
- 安定した人生を送るためにはキャリアチェンジが必要になる
- 老後は一人あたり2000万円必要
こんな感じの雰囲気や常識的なものを、CMや広告で見かけるかもしれませんが、人間全体に当てはまる概念でしょうか?
これらが当てはまるのは「人生で勝とうとしている人にだけ」と考えることもできないでしょうか?
すこし極端ですが、僕はこのようなフレーズは
政府が企業が作り出した、人に不安を覚えさせ行動させるための都合の良いフレーズとでも捉えるようにしてます。
一般的な生活なんて特に望まずに、毎日特にやることもなくて、漫画を読んだり音楽を聞いたりしながら
「味噌汁とトマトと卵かけご飯でも食べてればいいや」
くらいの意気込みで生きているような人、つまり、社会の競争の中で勝とうとしていない人にとっては全く関係のないことだったりはしないでしょうか?
もちろん、キャリアを積んでやりがいのある仕事をして社会貢献をしたり、貯金をして将来の安泰を築くことは大事なことではありますが
「勝つこと、競争しつづけること」に重きを置きすぎないほうが、気楽に過ごせるのではないだろうかと私は考えています。
こういった観点から、「まずは勝つことよりも、最悪はどうでもいい」と思えるメンタルは、図太くて、安定しています。
先行きが見えない故の悩みとそれぞれの解決策
人生の先行きが見えない不安については、ざっくりと大きく分けて次の2つに分けることができると思います。
- 「プラスの要素」が達成されない不安
- 「いまよりもマイナスの状態」に陥ってしまう不安
それぞれの特性から、気持ちを楽にする考え方を用意しておけば、このような不安にいつまでもくよくよと悩まされることが激減します。
それぞれ具体的に解説していきます。
「プラスの要素」が達成されない不安への解決策
現状よりも「プラスの要素が達成されない不安」へ対処する方法はズバリ「求めすぎないこと」になります。
私達が自分の人生の先行きについて不安を巡らせるとき、結構やりがちなのは
- 「現状よりも良い状況」つまり「プラスの要素」を理想として思い描き、
- 「それが達成されない、得られないことを想像する」
- 「落ち込んだり、過去の行動を悔やんだりする」
というパターンですが
よく考えてみれば、プラスの要素を臨んだりしなければ、それが達成されない故の悩みなど発生することもないはずです。
例えば
「やりがいのある仕事がしたい」
「そこそこいい車に乗ったり、新築のきれいな一軒家にすみたい」
「資産を築いてアーリーリタイアしたい」
といった、ちょっとした理想や願望を強く抱いているとき、これは現状よりも良いものつまり「プラスの要素」を臨んでいる状態になりますが
その願望は人生にとって結構大事なもので、人によっては「人生のメインテーマ」みたいなものになっている場合もあるかもしれません。
そんな状態で、仮にその願望や理想が「このままでは叶わないかもしれない」ということをリアルに想像してしまうようなことがあったとしたら、落ち込んでしまうに違いないでしょう。
理想の達成も大事ですが、日々を朗らかに楽しく生きることも大事です。バランスよく持続的に行きましょう。
「いまよりもマイナスの状態」に陥ってしまう不安への対処方法
現状が維持できず、「今の状態よりもマイナスの状態」を想像して、人生の先行きに対して不安を抱いてしまうパターンですが、これは「人生の先行き」を見通そうとすればするほど、多くの人が直面する悩みでしょう。
この悩みへの対処方法はシンプルで、「現状維持を絶対条件にしないこと」これに尽きます。
将来に起こるマイナス面を考えて悩みを抱くとき
「仕事を安定してつづけられるだろうか」
「老後、お金に困ることはないだろうか」
「しっかりと食べていけるだろうか」
といった悩みがおおくなって来るかと思いますが、これは考えてみれば全て
「現状維持ができるだろうか」
といった考えが基本となって発生するものです。
現状の生活は実はけっこう恵まれている可能性だってあります、それを将来に渡ってずっと維持し続けようと考えるのはそれなりにハードルが高いことであることも理解しましょう。
なにが不安かわからないけども、漠然とした不安
もうひとつは、なにが根拠かわかないけども、漠然と将来に不安を抱えるパターンです。
これはひたすらやることをやりましょう。
やれることはシンプルなことばかりです。
「体を動かす、体を鍛える」
頭であれこれ考えるからこそ、「人生の先行き」なんて難しいことを考えて、悩みを大きくしてしまいます。極論、体を必死に体を動かしているときいあれこれ考え事をすることはできません。
散歩に行ったり、筋トレをしたり、なんでもいいのでとにかく体を物理的に動かしましょう。
適度な運動は体にいいですし、筋トレをして筋肉をつければメンタルだって安定します。
取り入れる情報を減らす
取り入れる情報を思い切って減らしてしまうことも、人生の先行きに対する不安や悩みを減らすのにとても有効です。
何気に見ているニュースではポジティブな情報よりも、ネガティブな情報のほうがより多く流れています。そして私達の本能がネガティブな情報の方を強く受け止めてしまうので、悪い情報ばかりに目が行くようになり、結果的に人生の先行きについて不安なことを考えてしまう状態が加速してしまいます。
SNSは更に厄介です。いろんな人が自分の生活の自慢をしたり、見栄の張り合いを行っています。
そこで発生する最大の感情は「嫉妬」です。
「嫉妬」ほど人生に意味のない感情はありません。早くSNSをやめて「嫉妬」からできるだけ開放された、落ち着きのある人生を手に入れましょう。
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〜情報があふれる世界でよりよく生きる方法〜
ひたすら「今」、そして「感覚」への集中を続ける
今に集中していれば、人生の先行きなんてことを考える余地もありません。
「今やっていること」に集中するということは、この瞬間を五感全てで受け取るということです。
見えるもの・聞こえる音・手に触れるもの・匂い・味
これら「感覚」は全て「今この瞬間」にだけ存在します。
感覚に集中するクセをつけることで、過去や未来などの「今以外の時間」を考えることは少なくなり、必然的にあれこれ考えることもなくなります。
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